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「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その一 

久々の更新となります。

“まったくやる気の無さそうな”こんなブログですが、更新がないにもかかわらず見てくれる方もたくさんおられ、なんとも嬉しい限りでございます。

さて今回は、古民家解体時に救出してきた「アラジンの石油ストーブ」です。

こちら

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物置に長年保管されていた物で、ご覧のありさま。

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調べてみますと、「ブルーフレーム シリーズ37(前期型)デラックス」で、製造年は1973年製のようです。

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かれこれ40年以上経過している物ですが、安全、安心して使えるように分解整備してみたいと思います。

まずは、分解してみます。

つづく
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「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その二


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基本的に「灯油気化式ストーブ」は、単純な構造の物が多いですが、組み立て手順、取付け位置などの確認のため、分解中にデジカメで画像を撮っておくと安心です。

外筒内部。


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空焚きしたようで、真っ黒に煤けています。

「アラジン ブルーフレーム」の芯は綿製で、タンク内の灯油が無くなってしまうと芯が空焚き状態になり、燃えて短くなってしまい交換が必要となります。

一般的な「芯上下式ストーブ」は、綿芯にガラス繊維を混ぜて織り込んだ「ガラス芯」が使われているのが多く、すぐに芯が燃えて無くなることがありません。


そこで、疑問が1つ・・・、「アラジン ブルーフレーム」は、なぜ「ガラス芯」を使わないのか?

これには、理由があります。

「アラジン ブルーフレーム」の特徴と言えば、この「青いきれいな炎」。


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実は「ガラス芯」では青い炎にはならず、オレンジ色の炎になってしまうのです。

どんどん分解していきます。


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つづく

「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その三

どんどん分解していきます。

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取り外したビス、ボルト類は紛失防止のため、マグネット付の皿に入れておくと安心です。

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煤、タールがこびり付いた真鍮製の「しん外筒」「内炎板」。

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芯が見えてきました。

ここで、問題発生!

芯が固着しているようで、まったく動きません。

灯油が劣化してガム状になり貼り付いているようです。

こんな時は、これ。

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パーツクリーナー

「しん外筒」と「芯」の隙間にたっぷりスプレーし、しばらく放置します。

少しずつ動かし、どうにか外れました。

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格闘の痕がすごいでしょ。

手袋では力が入らないため、素手で灯油まみれ・・・。

もう手はガサガサ・・・。

分解完了。


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次は、きれいに洗浄します。

つづく

「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その四

タンク内には灯油が残っているため抜き取ります。

何年物でしょうか・・・、普段見る灯油の色ではございません。

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しかも臭いも酷い!

次は、きれいに洗浄します。

その前に、タンク内に残った劣化灯油は給油口から新聞紙を細く丸めた物を入れ、染みこませて完全に排出します。

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いつもの「ボンスター」

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塗装面は、傷が付くため、柔らかいスポンジで汚れを落とします。

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きれいな真鍮色になりました。

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裏側もきれいにします。

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「上面板」。

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クリーニング完了。

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サビ、小傷はあるものの、40年以上経過している割には傷みも少なくきれいな状態です。

つづく

「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その五

塗装面は、艶出しを兼ねてコンパウンドで研磨。

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仕上げにワックスを塗ります。

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次は組み立てです。

「外筒」各部取付け。

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「外枠」取り付け。

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芯調節つまみ取付け。

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底部分の「整流板」取り付け。

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前から気になっていたストーブ側面に付いている「四角い箱」・・・。

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これ「耐震消火装置」なのです。

「ブルーフレーム シリーズ37」の「耐震消火装置」には特徴があり、耐震装置が働くと空気タンクからパイプを通して空気を吹き付けて消火する仕組みになっているのです。

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ふと思い出したのですが、子供の頃、火遊びをしていて、火が少し大きくなり慌てて口で吹き消そうとしたところ、火の勢いが大きくなった事があります。

燃焼中の炎に、新鮮な空気を吹き込んで大丈夫なものなのでしょうか?

つづく

「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その六

「ブルーフレーム シリーズ37」の「エアー式耐震消火装置」

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よく見ると、ホースが切れております。

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どうやら、曲がりの負荷がかかる部分に亀裂が入り切れたようですが、ホース自体は弾力もあり再利用できそうです。

「耐震消火装置」もクリーニング後、乾いてからシリコンスプレーで可動部をメンテナンス。

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「耐震消火装置」本体に取付け。

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「油量計」「給油口ふた」の取付け。

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前回、取り外しに手間取った「芯」は、空焚きのため再利用はできません。

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新品に交換します。

つづく

「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その七

前回、取り外しに手間取った「芯」は、空焚きのため再利用はできません。

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そこで、新品をネットで注文。

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「芯押え」の筒に取付け。

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「芯」のつめを、筒の上から3番目の高さのスリットにセットします。

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「芯」をタンクに取り付け。

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芯を最大に上げた状態で、「内炎板」上から2段目の穴の位置になるのが正しい取付位置です。

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「外筒」部分を、タンク部台座に固定。

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「耐震消火装置」のホースは、亀裂のある部分をカット。

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「耐震消火装置」下部の空気排出口と、外筒側面の真鍮製の管に接続。

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カットしたため、短いかな?と思っていましたがどうにか間に合いました。

つづく

「アラジン石油ストーブ ブルーフレーム 修復日記」その八

「上面板」「取っ手」を取り付けて完成です。

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整備前

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整備後

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ここまできれいになると気持ちがいいですね。

それでは、早速あの「青い炎」を楽しんでみましょう。

その前に、新鮮な灯油をタンクに入れ、30分ほど芯に染み込むまで待ちます。

「アラジン ブルーフレーム」の点火ですが、少しコツがあります。

芯を最大に上げて点火すると、芯全周に炎が回らない、異常燃焼を起こしたりなどします。

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点火時の芯の位置は「内炎板」の穴の上から4~5段くらいが正しい位置です(芯が少し見える程度)。

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点火。

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きれいな炎になりました。

たいへん暖かく、燃料切れさえ気をつければ、末永く使用できます。

おわり
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